触れると言うこと…
体の調子が悪くなると誰しも不安になります。それがタチの悪いものなら尚更です。不安など百害あって一利なしです。とくに不安があると始終それが頭から離れなかったり、必要以上に意識して脅えたりイライラしたりするものです。そしてそれがストレスになって更に不安が増大…。そんな感情は捨ててしまいたいものです。不安というのは心理的に孤独になる事です。「怖い」という感情です。「どうなっちゃうんだ」と言う閉塞感です。指圧にはスキンシップ効果があります。触れるという行為は人間の本能を十分満足させて、閉塞した気持ちを開放させる効果があるのです。心細いとき「大丈夫だよ」と肩を軽く叩かれて、勇気づけられた経験があると思います。それと同じです。つまり触れられる事は不安を払拭する効果があるのです。

心が緩むと、体が緩む
不安による緊張が解かれてリラックス出来れば、施術は手足を伸ばして実に安心した気分で受ける事が出来ます。そしてリラックスが更に深まると、施術中に眠ってしまう事も多いものです。もうこうなると心は半分開放されたのと同じです。検閲する「意識」が緩んでいますから、会話に余計な疑いや詮索も混じることもなくリラックスした雰囲気の中で施術を受けることになるのです。指圧師の何気ない一言や自分が言った一言の中に、「ハッ」と自分が気づく事も多いのです。そのような過程を通して緊張した心が緩んで来ると、次第に身体も緩み、それに連れて気になる症状も軽減して行くものです。